美術院 国宝修理所は選定保存技術「木造彫刻修理」の保持団体です。

当法人は明治31年、岡倉天心らによって創立された日本美術院の古美術品修理部門を草創とし、今日まで一貫して木彫作品を中心とした文化財修理に従事しています。
木造・塑造・乾漆造・石造・金属造などの彫刻作品及び大型工芸品を修理対象とし、全国の国指定文化財(国宝・重要文化財)・地方公共団体指定文化財・未指定文化財の修理を行うとともに、後継の修理技術者養成に尽力しています。

選定保存技術「木造彫刻修理」

文化財保護法で、文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術または技能のうち、保存の処置を講ずる必要があるものを「選定保存技術」として選定しています。「木造彫刻修理」はその一つであり、仏像、神像、肖像など木造彫刻作品の修理に不可欠な彫刻・木工・漆工・彩色など各種の高度な伝統技法から成る総合的な修理技術です。美術院はその技術を保有する団体として認定されていますが、それだけではなく、現代の科学的手法も取り入れて修理を行っています。

事業実績


修理実績

修理実績

 


模造実績

模造実績

 


新制作実績

新制作実績