美術院 国宝修理所では文化財修理とその伝統技法の継承者養成を図るため、毎年若干名の技術職員を採用しています。 採用されると、まず修技生となり、次いで技手補、技手、技師補にいたる約10年におよぶ修技課程があります。修技課程では、デッサンや刃物研ぎ、初歩的な削りや木寄などから始め、仏頭・仏手などの模刻や漆塗り、木工的組物の研修を行なうなど実技を修得していくと同時に、修理現場での実地研修をしながら、古文化財や仏教美術についての知識を深め、併せて文化財修理の理解を深めていきます。 修技課程の約10年間(但し能力差等により延長・短縮あり)を修了すると、技師となりますが、修理現場を任せられるようになるには、さらに10年、20年と研鑽を重ねる必要があります。 →技術職員の採用情報はこちら。 |
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